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2012年6月12日火曜日

被災者が政府や東電を告訴

福島原発告訴団1324人が、33人を刑事告訴しました。
訴えられた顔ぶれには、
事故当時の東電の勝俣恒久会長・清水正孝社長
事故当時の原子力安全保安院の寺坂信昭院長
原子力安全委員会の班目春樹委員長
原子力委員会の近藤駿介委員長
山下俊一福島県放射線健康リスク管理アドバイザー
が含まれます。

もっと早く始まってもよかったはずの話です。
でも少なくとも、昨年の春は、告訴なんて言い出せる空気ではない異様なものが日本中を包んでいました。
夏に汚染牛肉の騒ぎがあって、
秋に新米の基準値超えがあって、
大丈夫と言っていた人たちも少しずつ考えを改めるようになって、
原発の黒い歴史が暴露されるようになって、
一年経ってようやくこういう活動が始まったわけです。

私だって国や東電を訴えたいぐらいです。
正しい情報をすぐさま出してくれなかったせいで、ネットでテレビで新聞で、情報集めにどれだけ時間を割いたことでしょう。
何が本当で、何が虚偽なのか、ちょっと確認するのもいちいち手間がかかったのです。 国の発表ときたら、3ヶ月も経てばころっと変わる始末でしたから。
放射能を恐れて、国外避難をすべきだろうかと悩んだ日々。
時間を返してくださいと言いたいです、私も。

少なくとも、原告者さんたちには、勝利と平和が訪れますようにと思います。
でもどういうことですか、読売テレビのニュースは、
福島地検は「真摯(しんし)に検討し、受理するかどうかの結論を出す」としている。
読売TV ニュースサイト より
まるで「検察庁は受理しないかもしれないよ」と言いたげです。
信じられない。
さすが読売系の感性は、まともではないです。



※出典・参照

 [2012/03/15~ 福島原発告訴団]
 [2012/06/04 14:33 SankeiBiz 安全審査おざなり…福島県民1200人超が東電や政府を刑事告訴へ]
 [2012/06/11 20:45 読売TV 福島原発告訴団が東電幹部ら告訴]
 [2012/06/11 14:12 47NEWS(共同通信) 福島原発告訴団が訴状提出 東電会長ら33人を地検に]
 [2012/06/11 21:00 福島テレビ(FNN) 福島第1原発事故 福島の約1,300人が東電や安全委幹部らを告訴]
 [2012/06/11 22:38 TV朝日 「原発の津波対策怠った」東電経営陣ら刑事告訴]
 [2012/06/11 23:29 田中龍作ジャーナル 「泣き寝入りはしない」 福島の住民が東電、政府を刑事告訴]


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